夜、テラスかガーデンに座っている。暗く穏やかで、ただ時々、ささやかな音が聞こえてくるだけ。星を眺めて、そんな環境に囲まれて感じる平穏。
誰もが一度は経験したことがあるであろう、美しい瞬間。
じゃあ、こんな瞬間はどうでしょう。
夜、自然の中に座っている。明るく静か。
眩しすぎて昼間のようで、静かすぎでこの世の中で最も美しい音が聞こえるくらい・・・静寂の音が。
夫と友人たちは、14年前に「真夏をPuruvesi湖にある島で過ごす」というものを始めました。
夫にとって、今年はその「真夏の島」での14回目の夏で、私にとっては8回目、Unnaには4回目でLiiliaには2回目となりました。
それがいつまで続けられるのかはわからないけれど、毎年の楽しみとなっています。
友人たちと島で過ごす時間はとてもリラックスした雰囲気で、キャンプファイアを囲んで語り合ったり音楽を聴いたり、テントのサウナをに入ったり泳いだりおいしいものを食べたりしながら、フィンランドの夜のない夜を共に楽しむのです。
島では、夏の湖の自然の美しさを満喫しつつ、その自然のリズムの中で日々の生活の忙しさや心配事から逃れてゆったりと過ごす時間が過せます。
先週末、私は午前3時に湖畔に座っていました。子供達も、ほとんどの人達も眠っている時間に。
Saimaa湖の自然の静寂を聴き、フィンランドの夏の夜の明るさの素晴らしさを感じ。様々な形をした雲がゆったりと流れるのを見ていました。そして、毎年夏に、自分の国のこの魔法を経験することができる幸運を感じました。
美しい自然の静けさの真ん中で、夜のない夜の様々な色やトーンを経験できる事こそ、私にとっての人生のクオリティです。