フィンランドには、「自然享受権」という誰もが自然を楽しむ権利があります。
フィンランド人にとって、ベリー摘みはとても身近なリラクゼーションの方法。ベリーの季節になると、家族や友人を誘って森に出かけ、何リットルものベリーを収穫します。ベリーの話を、リットルやキロ単位でするというだけで、驚きですよね。それでも、みんなが収穫するベリーの量は、フィンランドの森にあるベリーの数%程度とのこと。そんな豊かなフィンランドの自然の恵みを、ぜひ体験させていただきましょう!
情報リンク:
天然素材食品(ベリー、きのこ、ハーブ、その他)を扱うフィンランド国内で活動する協会。ベリーについて一般的な情報。
visit Finland
SaimaaLifeのストーリーから、フィンランドの人が感じるベリー摘みの楽しみ。
‘森の中にいる‘ということ
森にベリーを摘みに出かけることで、心がほぐれます
SaimaaLifeおすすめの一番シンプルなブルーベリーパイのレシピ
サイマー地方のベリー摘みシーズン
ベリーは、場所や種類によってベストシーズンが違い、サイマー湖水地方では、初夏6月ごろから黄葉ベストシーズン9月末~10月上旬まで、順番にいろいろな種類のベリーが楽しめます。年によっても違いますが、サイマー湖水地方でのベリー摘みのシーズンの目安をお知らせします。フィンランドに行ったら、ぜひ現地の人におすすめのベリー摘みスポットを聞いてみてください。きっと、こっそり教えてくれると思います。Arktiset Aromit ryのサイトより、それぞれのベリーについて詳しい情報もリンクしました。
・ワイルドストロベリー 6月~7月ごろ(ベストシーズン6月下旬~7月)
・ブルーベリー 7月~8月ごろ(ベストシーズン7月中旬~8月中旬)
・クラウドベリー 7月~8月ごろ(ベストシーズン8月)
“Lapland´s gold”と言われている、とても美味しくて最も貴重なクラウドベリーですが、湖水地方でも、ごく少量ですが採れます。
・リンゴンベリー 8月~10月ごろ(ベストシーズン8月~9月)
・クランベリー 9月~11月ごろ(ベストシーズン10月~11月初旬)
ベリー摘みの注意点
ベリー摘みは、子どもから誰でも気軽に楽しめます。それでも、慣れない森に入るためには肌の露出を控えた服装で、とくに足元は長靴や靴下を着用した方がよいでしょう。
ベリーの中には少し毒性のあるものもあるようなので、上で紹介した一般的な種類のベリーを摘みましょう。また、道路脇や工場や人家の近くは避け、きれいな場所に生えた完熟したベリーだけを摘みましょう。味見の前には、汚れやカビがついていないかよく注意してください。摘んだベリーを持ち帰るには、ビニール袋だと露で蒸れて傷んだりするので、カゴやバケツを用意します。お散歩途中でベリーを見つけたのか、帽子に入れて持ち帰ってくるフィンランド人を見かけることもありました。持ち帰ったベリーを温かい場所で保管するとすぐに傷むので、注意してください。
情報リンク: Arktiset Aromit ry
いかがでしたか?
ベリー摘みは手軽に楽しめるので、ぜひ挑戦してみてください。