フィンランド人はみんな、キノコ狩りが大好きです。秘密のキノコスポットを知っていて、何度も様子を見に行って、キノコが良い具合になるまでそっと待っている、と言います。今ではアクティビティの要素が高いので、食料であるキノコを確保するというよりも、森に入る時間と理由を確保しているように感じます。
サイマー湖水地方のキノコ狩りのシーズンは5月~11月ごろ (ベストシーズンは8月~10月ごろ)と意外と長く、雪のない季節にフィンランドの森を歩けば、あちこちでキノコを見つけることができます。キノコの見分け方は一朝一夕では身につかないので、必ずキノコに詳しいフィンランド人と一緒に森にでかけましょう。
情報リンク: visit Finland 自然享受権―散策する権利
天然素材食品(ベリー、きのこ、ハーブ、その他)を扱うフィンランド国内で活動する協会。キノコ狩りについて、毒キノコの情報も詳しいです。
SaimaaLifeのストーリーから、キノコ狩りの楽しみ。
森林浴をしながらのキノコ狩り
見分けやすくてとっても美味しい、フィンランドで人気のカンタレッリ(アンズダケ)
収穫したキノコはドライにして一年中味わいます。
日本の食材で作れる、SaimaaLifeのドライキノコのスープレシピ
キノコ狩りの注意点
初めてキノコ狩りに出かける時には、キノコに詳しい人と一緒に出かけましょう。そして、絶対に食用であると確信が持てるキノコだけを採りましょう。キノコの採り方、掃除の仕方などを習いながら、採りたてのキノコの香りを楽しみます。天然のキノコはとても傷みやすいので、通気性の良いカゴに入れて、優しく取り扱います。
サイマー湖水地方のキノコ狩りツアー
サイマー湖水地方のホテルやコテージなら、ガイド付きキノコ狩りツアーを開催しているところも多くあります。予約時にリクエストしてみましょう。本格的にツアーに参加できない場合、コテージのオーナーにお願いしたら、敷地内をちょっと案内してくれるかもしれません。それだけでも、十分特別な体験になりますよね。
Hotel Punkaharjuでは、マリメッコのモデルとしても有名なサイミ・ホイヤーさんと一緒に行くキノコ狩りツアーを開催しています。地元で「マッシュルームクイーン」と呼ばれ圧倒的なオーラを放つサイミさん。フィンランドの森やキノコの質問をたくさんしてください。その魅力を存分に語ってくれると思います。
キノコ狩りは、フィンランドの森に出かけたら挑戦してみたいですよね。ぜひ地元の人に手伝ってもらって、安全に楽しんでください。