エラマツアーのプログラムを、去年の写真を少しだけ添えてご紹介します。今年はさらにブラッシュアップしたプログラムができました!(スケジュールは予定です。現地などの諸般の事情で変更の可能性がありますので、ご了承ください。)
【1日目】 8月30日 羽田発深夜便で出発
★ 夕食:×
★ 宿泊:機内
今春就航するFinnairの羽田空港発の深夜便を利用します。23:30頃羽田空港に集合し、直行便で9.5時間のフライトなので、寝ている間にフィンランドに到着です。フィンランドデザインがいっぱいのFinnair機内から、フィンランド旅の気分が盛り上がります。
【2日目】 8月31日(月) ロシアとの国境の街 ラッペーンランタ観光
★ 朝食:○(機内食) / 昼食:×(マーケットプレイス) / 夕食:×(レストレラン予約のみ)
★ 宿泊:ラッペンランタ Lappeenranta Spa
羽田発フィンエアー深夜便で、早朝にヘルシンキに到着。空港で顔合わせ会を行います。
専用車でラッペーンランタへ移動します(約2.5時間)。
ホテルに荷物を置いたら、ラッペーンランタ在住のSaimaaLifeマリアンネと一緒に街歩きに出発します。マーケットプレイスで名物料理を食べ歩きしたり、水辺を散歩して、長旅の疲れもほっとひと息。 ラッペーンランタは歩いて周れるサイズながら、見どころがたくさんありますので、観光と買い物を楽しみましょう。ロシア戦の最前線となった場所も見学し、国境の町に暮らすマリアンネからロシアとの今の関係について話も聴きます。
ホテルにチェクインしてひと休みしたら、ディナーに出かけます。ロシアの雰囲気を感じられるレストランを予約し、ご自分の体調に合わせて、アラカルトメニュ-からオーダーしていただきます。ホテルに戻り、翌日に備えてゆっくりと休みましょう。
SaimaaLifeによるラッペーンランタでのシティーツアー
【3日目】 9月1日(火) サイマーの森と湖に入っていく日
★ 朝食:○(ホテル) / 昼食:○(コテージ) / 夕食:○(BBQ)
★ 宿泊: パリッカラのコテージ Tynkkylän Lomaniemi
ホテルで朝食をいただいたらチェックアウト。SaimaaLifeのマリアンネが合流します。マリアンネの案内で、バスでサイマー湖水地方の奥パリッカラへと向かいます。
この旅では、フィンランド人と同じ体験ができるよう、コテージのキッチンで自炊するチャンスがありますので、途中でスーパーマーケットに寄って食料品の買い出しをしましょう。マリアンネやフィンランド在住経験のある伊藤が、簡単に調理できる食料品をご案内します。女性の社会進出が進んでいるフィンランドでは、自宅で簡単に調理できる便利なものがたくさんありますので、料理が苦手でも全く問題ありません。サウナ後に飲むドリンク類や珍しいお菓子なども忘れずチェックしましょう!
バスに食料品を積み込んだら、車窓からの景色も楽しみながら、コテージを目指します。(約1.5時間)
お昼ごろ、コテージに到着します。コテージのオーナーであるユッカさんの案内で荷物を運び入れたら、母屋のレストランで素晴らしい景色を楽しみながら、ランチをいただきましょう。
ほっとひと息ついてから、いよいよエラマプロジェクトのワークショップのスタートです。日本で開催している人気のプログラムを、フィンランドの森と湖の中で特別に開催します。
しっかり頭を使ってお腹が空いてくるころ、夕食の時間です。この日は、SaimaaLifeがプロデュースするフィンランド式BBQナイト。食のプロであるスティーナさんが作る料理をいただきながら、夏の長い夜をたっぷりと楽しみましょう。
この夜は、スモークサウナに入ります。湯気の柔らかさが全然違う!と言われているスモークサウナは、旅行者が体験できる施設は少なくとても貴重な体験です。SaimaaLifeのマリやマリアンネに入り方を教えてもらいながら、スモークサウナ×レイクスイムで「ととのう」瞬間を楽しみましょう。
SaimaaLifeによる宿泊先コテージのご紹介
【4日目】 9月2日(水) サイマー湖水地方の森と暮らしを深く知る日
★ 朝食:○ / 昼食:○ / 夕食: ×
★ 宿泊: パリッカラのコテージ Tynkkylän Lomaniemi
ぐっすり眠れた翌朝は、ライアお母さん手作りの朝ごはんビュッフェで始まります。今日は車移動は一切無しで、コテージ周辺で過ごしてエネルギーをチャージします。 午前中はユッカさんのワークショップです。森を歩きながら、ユッカさんと森との関係、フィンランド人にとっての森の存在などの話を聴きます。そして、この豊かな環境がずっと続くように植樹して、自分の名前書いたプレートを付け、フィンランドの森に感謝の気持ちを残してきます。帰国後は、年々育っていく自分の樹に思いを馳せる、というのもすてきです。
アウトドアランチをいただき、ワークショップは終了です。 ©︎Helin&Co Architects 2020
この写真は、東京オリンピックでフィンランド大使館に建設されるパビリオンです。オリンピック終了後は解体され、別の場所で別の目的で再利用されるという、持続可能な組み立て式木製パビリオンです。モジュール化により迅速に組み立てられること、コスト削減に期待できる軽い素材であること、二酸化炭素の吸収源となる環境への配慮など、とても北欧らしいコンセプトの建築物です。実は、このパビリオンの木材は、ここユッカさんの森の木を使っていて、それをフィンランドでパネルにして、コンテナで輸送されます。サイマーから東京へ。このツアーでは、オリンピックと同じ年に自分が旅したフィンランドの森が東京に繫がる、それを体感できることになります。
午後からは、ライアお母さんのクラフトのワークショップです。フィンランド伝統の手法で毛糸を紡ぎ、編み上げて、作品を作ります。何ができるかは当日のお楽しみです。(オプション)
コテージでの生活も慣れたこの日の夕食は、コテージで自炊します。フィンランド人がサマーコテージでそうするように、買い出しした食材を使って、のんびりと料理しながら、おしゃべりしたり、コテージのサウナに入ったり、長い夜を思い思いに楽しみましょう。
【5日目】 9月3日(木) 自然に近い小学校の視察、サイマー湖水地方の地理や歴史を知る日
★ 朝食:× / 昼食:○ / 夕食: ○
★ 宿泊: パリッカラのコテージ Tynkkylän Lomaniemi
朝ごはんは、それぞれのコテージでいただき、バスでプンカハリュ小学校の視察へ出発します。
湖のほとりの美しい場所にある小学校では、実際の授業を見学した後、先生方から話をお聞きする時間をもちます。教育大国フィンランド、特に自然に近いこの小学校での取り組みについて、じっくりお聞きしたいと思っています。その後、日本と同じくヘルシーで温かい給食を提供しているフィンランドの給食制度を体験すべく、子どもたちと同じメニューをいただきます。
午後は、サイマー湖水地方の地形を知り、森の成立ちを知り、そこを舞台にした厳しい戦争の跡地で歴史を知る視察が続きます。
プンカハリュの尾根の道は、2017年にはCNNの ‘50 awe-inspiring natural wonders for your bucket list’(死ぬ前に一度は訪れたい、自然の神秘がみられる場所50選) に唯一フィンランドから選出され、フィンランド国内だけでなく世界中から注目されている場所です。氷河期の終わりから手つかずで残された地形は『森と湖の国』フィンランドの象徴となる風景。美しい尾根の道のドライブをお楽しみいただけます。途中で下車し、写真を撮りましょう。 尾根の道のわき道に入ると、そこに戦争の跡が残されています。この美しい場所で、過酷な戦いが続いていた。そのことを知り、国境の街に住むマリから、隣国ロシアとの過去と今の関係について話を聞いてみます。
最後に、フィンランドで唯一の森林博物館LUSTOを見学します。この地域はフィンランドの森林研究においても重要な拠点となっており、専門的な研究施設や研究用の森もあります。LUSTOでは、子どもから専門家までが楽しめるダイナミックで工夫された展示があり、フィンランド人にとっての森や湖の意味、共存するための試行錯誤の歴史、その恩恵に浴する日々の生活の様子を知ることができます。
バスでコテージに戻ります。この日はたくさん視察しますので、少しリラックスしながら頭を整理する時間が必要かもしれません。
サイマー湖水地方で最後の夜は、ライアお母さんの手作りビュッフェスタイルの夕食です。SaimaaLifeのメンバーやサイマー出身で世界的モデルであるサイミ・ホイヤーさんのお話を聞き、一緒に食事をしながら、この数日で体験したことについて対話をして、思いを深める時間にしたいと思っています。
【6日目】 9月4日(金)サイマー湖水地方で最後の時間
★ 朝食:○ / 昼食:× / 夕食: ×
★ 宿泊:ヘルシンキ 午前中は、SaimaaLifeマリのワークショップです。マリの「わたしの人生の道」をシェアしてもらい、子どものころから自然の中で生きてきた彼女にとって、サイマー湖水地方の森と湖がどういう意味を持っているのかなどの話を聞くことで、自然に対する思いが変わってくるかもしれません。
後半は、森の中でのリラクゼーションのエクササイズを体験します。自然の中でお気に入りの場所を見つけて、そこでプロフィール写真を撮影してもらう予定です。
最後まで森と湖のパワーをチャージしたら、バスで駅まで移動し、列車でヘルシンキへ移動します。(約3時間)。 車内では、レストラン車でランチをいただきましょう。車窓の眺めを楽しんだり、日本の列車とは違う設備や工夫を発見できるのもお楽しみです。ヘルシンキ到着後ホテルへご案内します。ホテル到着後はフリータイムです。
【7日目】 9月5日(土)マイ・ヘルシンキ
★ 朝食:○ / 昼食:× / 夕食:× (予約のみ)
★ 宿泊:機内泊
深夜便で帰国するこの日は、朝からたっぷりフリータイムです。荷物をホテルに預け、ヘルシンキで自分らしい時間をお楽しみください。とっておきの時間が過ごせるよう、プランを考える時間を事前にもちます。
夕食は、市内レストランでお別れディナー。一緒に旅を作った仲間と、ゆっくりフィンランド料理を楽しみます。
その後、荷物をピックアップして、空港バスで空港へ向かいます。
【8日目】 9月6日(日) 帰国
★ 朝食:○(機内) / 昼食:○(機内) / 夕食:× 【23:55】空路フィンエアー直行便にてご帰国の途へ。 【15:20】日本着
お疲れさまでした