私が、日常の生活でちょっと楽しいと感じるのは、今まで作ってきた料理で、もっと美味しくて、もっとヘルシーなレシピを発見した時。
ほうれん草のパンケーキは、私の家族のお気に入りなので月に一度は作ります。
私は、ほうれん草のパンケーキには、いつもは小麦粉と牛乳を使います。今回は、スペルト小麦(原種にあたる古代穀物で小麦とは違う栄養価などが注目されている)と、オートミルク(植物性のミルク、豆乳・アーモンドミルクなど)で作ってみました。
その結果は想像以上で、驚きでした。
下の娘がこの新しいパンケーキを味見した時に、「ママ、いつもと同じだよ。味は何も変わらない」と言っていたので、とっても嬉しかった!
ヘルシーなほうれん草のパンケーキのレシピ
4人分
- 卵 2個
- オートミルク(または牛乳) 5 dl / 2,1 カップ
- スペルト小麦粉 (または普通の小麦粉、全粒粉の小麦) 5 dl / 2,1 カップ
- ほうれん草 150-200 g
- 植物油 大さじ2
- 塩 小さじ1
- (お好みで、砂糖少々)
- バターまたは植物油 焼く時、お好みの量で
私は、美味しそうなバターの香りが好きなので、シンプルにバターを使います。使い過ぎは健康に悪いと分かっているのですけどね。
生地の作り方は、全部の材料を混ぜるだけ。とても簡単です。焼く前に10分程生地をおいて、発酵させます。
今回は、ヘルシーな材料のオートミルクを使いました。動物性脂肪と植物性脂肪を比べると、循環器系や心臓への負担が植物性脂肪の方が軽減されるそうです。
もう一つのヘルシーな材料は、スペルト小麦。高タンパク低グルテンで、注目されています。スペルト小麦について、少しご紹介しますね。
スペルト小麦は、高タンパク&低グルテン
“スペルト小麦は、青銅器時代から中世時代まで、ヨーロッパ各地で定番だった品種で、小麦の原種です。 中部ヨーロッパやスペイン北部では穀物として生き残り、最近になり健康食品として新しく市場開拓され、注目されています。”
スペルト小麦について詳しくはこのサイトで。
何世紀にもわたって、スペルト小麦は人気を無くしていましたが、最近になって高プロテイン、低グルテンというヘルシーさで、注目をあびています。そして、この「ブーム」にのって、多くのフィンランドの農家が再びスペルト小麦を作りはじめました。
“フィンランドのスペルト小麦について語る時、私たちはバイヤーが関心を持っている白夜と豊かな土壌のことを話します。バイヤーたちは、フィンランドのクリーンな環境と、緯度が北に位置するために自ずと害虫や植物の病気の影響が少ない環境をとても評価しています。同時に、フィンランドの食品生産の基準は、その生産プロセスのあらゆる段階で高いので、食品の品質と安全性を確保しているのです。」
Farm Birkkalaは、フィンランドでもっとも大きなスペルト小麦の生産社です。フィンランドのスーパーではもちろんのこと、Amazon.uk(イギリス)でも、ここのスペルト小麦を販売しています。
ほうれん草も、もちろん健康的な食品なので、私の家族はたくさん食べるようにしています。パンケーキが好きでない方は、私のレシピ「ほうれん草とフルーツのスムージー」をお試しください。ここでは、緑色野菜の健康へのメリットも紹介しています。
私たちはほうれん草を育て、冷凍保存していますが、冬の間は、お店で生のほうれん草を買ってきてサンドイッチなどに使うことも多いです。
私はパンケーキを作りながら、テーブルセッティングを済ませ、ちょっとしたストレッチもしました。さらに、フィンランドの伝統的なリンゴンベリー粥“Vispipuuro(ヴィスピプッロ)”も作りました。私たち家族は、子どもも大人も、このお粥が大好き。
今夜は、ステキなテーブルセッティングは省略!平日の夜、保育園や学校や仕事の後に食事をいただく、というのがメインの目的なのだから。
私たちは、ベリー(今回はブルーベリーでした)や自家製のアップルソースと一緒にほうれん草のパンケーキを食べるのがお気に入りです。
おばあちゃんがえんどう豆をくれたので茹でて一緒にいただきました。もうちょっとヘルシーな食卓になって、そして美味しかった!
あともう一つテーブルにあるのはなんでしょう? raejuusto(ラエユースト/カッテージチーズ)です。カッテージチーズも、フィンランドではよく食べられます。また今度、詳しくお話しますね。
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