Inspired by Saimaa (Part 2): Hotel Punkaharju（ホテルプンカハリュ）

Hotel Ｐｕｎｋａｈａｒｊｕ（プンカハリュ）ホテルの心地よいベッドに横になり、私はこの場所について何を書こうか、と考えていました。そして、何も考えず、ただこの部屋のリラックスした雰囲気を楽しみ、細かいところまで全てが調和した部屋を楽しめばいい、と気付きました。そうしたら、ストレスから解放され、心地よくなれたのです。

ここを訪れた後、これこそが正に、私がこのHotel Punkaharjuについて伝えたかったことだ、と実感しました。この場所には、あなたをリラックスさせ、心落ち着かせる雰囲気があるのです。

スロートラベルという考え方がお好きだったり、それが後回しになっているようでしたら、Hotel Punkaharjuはぴったりの訪問先です。私は、この素晴らしい歴史的な建物とフィンランドの湖水地方の自然の中にある美しい環境を訪れた後、スロートラベルについて調べてみました。

Independent Traveler.com（自由旅行をコンセプトにした、アメリカで30年ほど続いている情報サイト）では、こう書かれています。“The Art of Slow Travel”（スロートラベルの価値）:

”スロートラベルは、交通手段だけではなく、考え方の問題なのです。旅行中、できるだけ多くの観光名所や都市を巡るように予定を詰め込むのではなく、スロートラベラーは、訪れた土地をじっくりと探索し、その土地の文化を体験することに時間を費やします。”スローな”旅行プランでは、ガイドブックにある全ての場所を訪れなくては、というストレスを感じません。その代わり、隣にどんな人がいるのかを認識し、地元の市場で買い物をし、お気に入りのカフェを見つける、それに十分なほどの時間、一か所にじっくり滞在するのです。”

スロートラベルは、全てにおいて量より質なのです。それはあなたの経験により“深さ”を与えてくれます。その“深さ”は何かあなたの内面に働きかけるでしょう。それを体験した瞬間だけではなく、ずっと長い間、あなたはそれを覚えています。もしその瞬間があなたにぴったりだったら、何か新しいことの始まりとなるかもしれません。

ゆっくりと旅して、つながりを感じる。

スロートラベルでは、’つながり’がキーワードになります。食べ物と、地元の人たちと、新しい文化と、自然と、自分自身とのつながりです。私たちがつながりを感じる時、私たちだけではなく、人たちとの間や周りの環境への敬意から、素晴らしいことが起こるのです。

でも、忙しかったり経験を急いでいる場合、つながりを見つけることは大変です。つながりを感じたいとどんなに強く願っていても、それを達成することは難しいです。

Hotel Punkaharjuやその周辺のユニークなリッジエリア（氷河期に形成された尾根や湖が続く地形）は、スロートラベルにはぴったりなのです。ここに居ると、私たちは自然にスローダウンします。まるで、その人の存在だけで、心地よくリラックスできてしまう人のように。

このホテルの湖畔にあるサウナのテラスに立っている時、私は何年も前の私たちの結婚式の日をはっきりと思い出していました。それと同時に、Hotel Punkaharyuはスロートラベルに最適な場所だと考えていました。

Hotel Punkaharjuに滞在する時、予定を詰め過ぎないことをお勧めします。ただ湖を眺める、森を歩く、食事を楽しむ、今の形のままこの場所に存在してきたという歴史を感じる、そんなことに時間を費やしてください。

加えて、ホテルだけではなく、ホテル周辺のPunkaharjuのリッジエリアや近隣の美術館や博物館も訪れる価値のある場所です。アクティブに過ごしたいのだったら、道具（例えば、自転車やツアースケート）をレンタルできますし、自身で自然なリラックス方法を習得するのにぴったりな静かな場所を見つけることもできます。

この美しい場所に加えて、Hotel Punkaharjuのスタッフは、地元出身の人が多いので、Punkaharjuのごく普通な日々について、とっておきの話が聞けるかもしれません。その一人、ホテルのマネージャーであるAnneli Puustinen（アンネリ）は、私の知っている中で最も心温かい人の一人です。

そういう訳で、ここは、人生で少なくとも一度は訪れていただきたい、私が本当にお勧めできる場所です。